こんにちは、ポンです。
何かわからんけど新事業起ち上げてくれといきなり言われて何もわからないまま、とりあえず毎日孤独にアイデアや情報収集を行っているのですが、皆さんも既存事業なら仕事を既に知っている先輩に教えてもらったり出来るので教えてもらえる人が社内に必ずいますよね。
ですが、全く新しい事を起ち上げるとなると、教えてもらえる人もいなければ、今までの考え方では上手くいかず、どこから手をつけていいかわからないですよね。
僕が現在絶賛そんな感じなのですが、新事業起ち上げの方法としてこれって使えるんじゃない?って思った事がかれこれ2年程前にあったのですが、それはある講演会を聞いた時の話で芸人でもあり、IT企業の役員を務めている厚切りジェイソンさんが講演した時の話で、その時にMVPという言葉を始めて聞いた事を思い出し、今回新事業を経ちあげる為の方法に非常に有効となると思い、今更ですが詳しく調べてみました。
MVPって誰か一番活躍した時に取る賞の事でしょ?
はい、違います。
僕も同じ事を思いましたが、
MVPとは、Minimum Viable Productと呼び、略してMVPと呼ぶそうです。
意味は実用最小限の製品と言います。この考え方が日本でも浸透しつつあるそうで、MVPはFrank Robinson氏によって定義され、起業家であり学者のSteve Blank氏と、リーンスタートアップ(Lean Startup)を提唱したEric Ries氏という2人のプロダクトデザインの権威によって有名になりました。
ではこのMVPがどういう意味なのか詳しく解説していきましょう。
MVPという検証方法とは?
MVPとは、製品を提供する上で必要最小限の機能のみをもつ、もっともシンプルな製品の事です。もう少しかみ砕いて説明すると、製品やサービスを顧客に提供する場合に、開発側は顧客にとって完璧な製品を開発するのではなく、必要最低限使用出来るレベルを定義し、それに達した段階で顧客に提供するという検証方法の事です。
MVPを使用するメリットとは?
普通は顧客に対して新製品やサービスを出す場合って顧客に取って最高であるべきでしょって思いますよね。
消費者側からしても手抜きかいな!って思われるかもしれません。
そこで、MVPを使用する事によるメリットを書いていきます。
- 完璧な製品を開発する為に膨大な時間とコストを割く事が出来る。
- 提供後は改善を素早く繰り返すことで、ニーズを素早くキャッチ出来る。
- 初めから全ての機能をもつ完全な製品を開発するよりも早く市場に製品を投入できるので、理論的には、販売収益も早く獲得出来る。
- 自分たちが注目している市場に競合企業が参入しようとしていても、競争的優位を得ることができます。
- 撤退する時に最低限の時間とコストで済むのでリスクが低い
順番に解説していきましょう。
1.完璧な製品を開発する為に膨大な時間とコストを割く事が出来る。
顧客に対しては完璧な製品であって欲しいと普通は思いますよね。
しかし開発側が、いくら顧客の為に完璧を求めて色んな機能を時間と労力をかけて作ったとしても、それが顧客に取って必要かどうかはわかりません。
ですから、最低限の機能やサービスにしておき、まず世に出す事で顧客の生の声を聞いて改善していく方が、より良い製品となっていきます。
めちゃくちゃ色んな機能ついてるけどこれ誰が使うねんって製品たまにありますよね。逆に使いにくいわ!みたいなやつ。あれは余分なコストと時間をかけてる場合が多いでしょう。
2.提供後は改善を素早く繰り返すことで、ニーズを素早くキャッチ出来る
開発側がどんだけ悩んだ所で、顧客は実際に製品を体験してみないとわかりません。
であれば、最低限使用できるレベルまで作りこみ、市場の反応を見ながらより良い製品を作る事が出来ます。
惜しい製品ってありますよね。いいんやけどこういう機能がついて欲しかった~!みたいな。
その声が大きければ大きい程次の製品では新機能としてアップデートされて発売されたりしますよね。
3.初めから全ての機能をもつ完全な製品を開発するよりも早く市場に製品を投入できるので、理論的には、販売収益も早く獲得出来る。
流行に左右されるものであれば、なおさら早く市場に製品を投入したり、世に出たことがない画期的な商品であっても、他社に先を越される恐れもあるので、全ての機能を持った製品を開発するよりも、まず出す事が重要です。
いち早く市場に投入する事で、そこで収益を得る事が出来れば次作の開発費としても使える事でしょう。
4.自分たちが注目している市場に競合企業が参入しようとしていても、競争的優位を得ることができます。
素早く製品を出す事の意味として、競合企業が参入しようとしていたとしても、先に出してしまえば、競合企業はどうしても後追いとなってしまうので、優位に立つことができます。
5.撤退する時に最低限の時間とコストで済むのでリスクが低い
やはり最悪のリスクを考える事も大事なので、MVPの検証方法で素早くかつ低コストで世に出し、改善しても売上が伸び悩む事があるかもしれません。
市場から撤退を余儀なくされた場合でも時間とコストが通常よりも最小限に抑えられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
自分は最近新事業開発スタートブックという本を読んで、厚切りジェイソンさんの言葉を思い出しました。
この本にもまさしくMVPの手法で新事業を始める事のメリットが記載されています。
そこで自分は新事業もそうですが、副業としてブログをする方もこれに近い考え方で進めていけるんじゃないかと思い始めた次第です。
新しくブログで収益化しよう!って考えた時も、いきなり完璧を求めて投稿しなくてもいいと思うんです。
正直最初はほぼ誰も見ないんだから(辛い)完璧に作る事よりも形にする事を重点に置いて、同時進行でサイト運営を学んでいくのがいいのではないでしょうか。どういう記事が見てもらえるのかや、参考にするHPや動画を参考にしてみた所で、やってみないとわかりません。
ブログを始める場合のリスクも例えば自分みたいに3年続けて収益化出来なかったとしても、やめてもブログ開設にかかった費用は3万円以内で済みますし、月800円ぐらい勉強代だと思えば安いものです。
もしうまくいかなくても、時間は返ってきませんが、培ってきた経験は残ります。
そう考えるとストック型収益を目指す副業としてはブログはかなり有益だと思います。
みなさんも新事業や副業を始める場合は、MVPを念頭に置いて初めてみてはいかがでしょうか?
いーじょう!(厚切りジェイソン)
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