おはこんにちばんは、管理人のポン(@onlymaneger)です。
アイデアはないけど何か新事業起ち上げてと言われ、ひとり左遷状況に陥りはや2カ月が立ちました。
うちの会社はざっくり説明しますと、創業約40年で無借金経営、全ての年で黒字という超がつくほど優良企業で、景気に左右されない職種なのでとても安定した企業です。
毎年の売上が上がりもしないし下がりもしないってやつです。
海で言うと凪ですよね(笑)
これだけ見ると別にそんだけ安定した企業ならわざわざ新しい事しなくてもいいやんって思いますよね。
僕自身もそう思ってました。
ではなぜ既存事業が安定している時だからこそ新事業を立ち上げなければならないのか、解説していきましょう。
【理由その1】事業には必ず寿命があるから。
これがほぼ理由の大部分を指すといっても過言ではないですね。
事業は人と一緒で、必ず寿命があるんですよね。
下のグラフでは事業の現在の立ち位置について、大きく4つに分類されていますので、1つずつ説明していきます。
導入期
名前の通り事業を立ち上げたばかりの状態の事を導入期と呼びます。あたり前ですが、起ち上げたばかりなので売上も全然なく、これから成長していくといった状態です。人で例えると子供期なんて言葉でも例えられたりします。厳密には分類は4つではなく、5つ目として導入期の前には必ず何かしらのアイデアがあって始まるので構想期と呼ばれ、人に例えると胎児期なんて呼ばれます。
成長期
起ち上げてから試行錯誤しながらも、売上が伸びていっている状態の事を成長期と呼び、これからもっともっと伸びていく状態です。人で例えると青年期なんて呼ばれますが、社会に入って色んなスキルを身に付けるので昇給もしていき、給与もどんどん上がっていきますよね。
成熟期
成長もひと段落終えて、売上も安定して収益化出来てきた状態の事を成熟期と呼びます。
うちの会社は売上が頭打ちの状態ですが、安定して毎年収益化の目途がたっているので成熟期に当てはまっていますね。成熟期には頭打ちに差し掛かっている前期と、次に説明する衰退期に差し掛かっている後期に分けたりもします。人で例えると中年期と呼ばれています。役職もついて給与も増えて生活は出来ているけどこれ以上はなかなか上がらなくなってきたぐらいでしょうか。
衰退期
全て名前の通りなんですが、自然災害、時代背景など何らかの理由で上手くいかなくなっていき、しまいには終わりを迎えてしまう状態の事を衰退期と呼びます。
人に例えると老年期です。退職して今まであった給与も減り、年金と貯金生活になり、最後は寿命を迎えて亡くなります。
【理由その2】既存事業が悪くなってからでは遅い
うまくいってる事業ほど新しい事をしようとすると、必ずと言っていいほど社内から反発をくらいます。うちの会社もそうでした。
「今やってる事業でさえ忙しいのに新規事業にさける時間なんてない。」
「もし新事業起ち上げて上手くいかなかったらどないする。」
いやーテンプレな言葉ですけどまじでこれ言われました。(笑)
しかし、このままいくと今の安定している事業は自分の代は大丈夫かもしれませんが、遅かれ早かれ寿命はきます。経営が悪化してからでは遅いのは、以下の理由等があげられます。
・既存事業を立て直す為に全力になり、新規事業を考える余裕がない
・新規事業に投入する資金がない etc…
このように、新事業を立ちあげても最初は売上もままならないですが、既存事業がうまくいかなくなった時に、新事業が上手くいっていれば何ら問題はないのです。
既存事業が上手くいっている間は資金も豊富にあるので資金を投入するのも容易なはずです。
しかし、そうは言っても経営陣はリスクを取りたくないので、資金をあまり使いたくはありません。中小企業や、家族経営でやっている企業がまさにそんなイメージですよね。
ではどうやって進めていけば、極力リスクをなくしていけるのか、僕が書いた記事をご紹介しますね。
【まとめ】
いかがでしたでしたでしょうか。
もちろん、成長途中の事業であればしっかりそれに集中するべきです。
しかし、既存事業が安定しており、目の前の仕事をこなしているだけの状況であれば、今のうちに小さな柱をたてておく事は必須と言えます。しかし、既存事業と新事業では今までの考え方で進めていけばほぼ100%失敗するので、180度変える必要がありますが。
リスクを取らずに何も生み出さなければ、いつかはうまくいかなくなる時が必ず来るので、何もしていなければかえってその方がリスクになるという事ですね。
日本人は0リスク志向の人が多いと言われていますが、既存事業だけを頑張っているのがかえってリスクになるというのは皮肉ですよね。
これいち会社員でも同じ事が言えると思うんです。
働いて給料はもらえるけど、会社が傾いて給料も下がったり、場合によっては解雇されたりする可能性はゼロではないですよね。
だったら今のうちに副業を始めといて、本業がもしダメになった時に副業が本業を超えていればいいので皆さんも今のうちに小さな柱を立てておきましょう。
また、新事業や新製品の起ち上げ方の手法もまとめておりますので是非参考にしてみてください。
【低リスク】新事業を起ち上げ時の検証方法【MVPって知ってる?】
以上ご覧いただきありがとうございました!
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