どーもポンです♪
今日は、『株式分割』について解説していきますね。
投資初心者はあまりわかっていないかもしれないですが、株式分割は企業側にとってもそうですが、投資家側にとってもメリットがあるので、是非最後まで見て理解して頂ければ幸いです。
株式分割とは?
株式分割とは、言葉の意味の通り「株式」を「分割」することを言います。
はい意味がわかりませんね(笑)
では、タイトルにもあります世界的な半導体メーカーのエヌビディア(NVDA)を例にしてご説明しますね。
米国株式エヌビディア(NVDA)の株式分割について
上記は楽天証券のエヌビディアの株式分割についての報告なのですが、株式分割(1:4)と書いてますよね。
これは、1株を今後4分割にしますよという意味です。
この比率に関しては企業が決めるものですので、1:2の場合もあれば、1:3の場合もあります。
分割したら何が起こるかと言うと、株価も分割される訳です。
そうすると、エヌビディアの株価は現在1株あたり約750ドルぐらいですから、このままいけば1株190ドルになってしまうわけですね。
えーそれじゃあ現在保有している株の資産も4分の1になるって事ーーーー!?
ご安心下さい。(笑)
たしかに保有している株の価値は4分の1になりますが、保有数は×4倍になるので、100株持っていれば400株保有する事になるのでご安心ください。
なので、株式分割とは「資本金はそのまま変わる事なく、1株をいくつかの株に分割すること」を意味します。
投資家側の株式分割によるメリット
まず投資家にとってのメリットをご説明します。
大きく分けて3つご紹介します。
株を購入しやすくなる
株式分割されると株価が下がるので、今まで割高で手が出せなかった個人投資家が購入しやすくなる為、それだけ新規参入の需要が高まり、株価もまた上がる事が見込まれます。
自分もエヌビディアの株は購入を検討していましたが、新規保有するには高すぎて手が出せなかったので、分割後は購入を検討しようと思っています。
配当金や優待が増える場合がある
株を購入すると、株主優待や配当金がもらえますが(ないやつもある)、企業側が、分割後も据え置いた場合は現在保有している投資家にとっては配当金が増えるのでメリットになります。
エヌビディアも少額ですが配当金を出しているので、現在保有している方達は、配当金が今までの4倍もらえる可能性があるという事ですね。
売買の自由度が高くなる
これは、現在保有している方にとってのメリットになりますが、保有数は4倍になるので、半分は売ってしまって他の銘柄を購入しよう等の選択肢が生まれるので売買の自由度が高くなります。
日本株などは100株単位でしか売買出来なかったりもしますから、100株保有してると全部売るか保有するかの2択になりますが、100株が分割して400株になると、一部売るという選択肢が増えます。
会社側の株式分割によるメリット
では、会社側のメリットもご紹介します。
株価の安定性が高まる
株式分割が行われると、投資家側のメリットでもありました、株の売買がしやすくなる為、流動性が高まります。
今まで購入価格が高く、手が出せなかった投資家も購入することができるようになるので株主が増える事になり、会社側も多くの投資家に支えられることになります。
株主の数が増えると、株価の安定性が高まる傾向にあります。
時価総額が上昇する可能性がある
投資家にとって株がお買い得になった訳ですから、流動性が高まり、株を購入する人が今まで以上に増えれば、株価が上昇する可能性があります。
そうすると時価総額も上昇し、企業価値が更に高まります。
しかし、一概にそうとは言えず、投資家のメリットでもありました売買の自由度が高まるので、もともと保有していた方達は、一部売ってしまおうという人もいる訳ですから、必ずしも株価が上昇するとは言えません。
投資家側の株式分割によるデメリット
投資家側のデメリットはあまりないと言われています。
株価が下がる事によって投機目的の投資家達も参入しやすくなる為、株価の値幅の動きが激しくなる可能性があります。
投資家側にとって値幅が激しくなればそれだけストレスに感じてしまう部分も出てくるかと思うので、それは各自の投資スタイルによると思うので、投資家側にとってはプラスの面の方が大きいかと思われます。
会社側の株式分割によるデメリット
会社側のデメリットはいくつか存在しますのでご紹介します。
株主が増えるので管理が大変
株式分割を実施すると、流動性が高くなるので、株主もそれだけ増えることになります。
会社側からすれば、増えた分の株主の意見も聞かなければならない為、管理が大変になります。
我々個人投資家にとってはあまり関係ない話ですが。
会社側からすれば、より多くの株主の管理が重要となってくるでしょう。
会社の信頼性が低くなる可能性がある
株価が低くなると、流動性が高まる為、一部の投資家は『投機』に走る恐れがあります。
そうすると業績とは全く異なった株価の変動が起きてしまう為、これまで会社本来の価値を見定めていた投資家達は、投機に走ってしまった一部の投資家達による異常とも言える相場を認識して売りに出してしまい、会社としての信頼を損なってしまうかもしれません。
なので、株式分割を何度も繰り返してしまうような企業は信頼部分での不安は残る為、注意が必要です。
株式分割が発表されると株価が上昇する?
株式分割の解説してきましたが、様々なメリットがあるので、株式分割を発表した銘柄はその後、株価が上昇する事がよくあります。
エヌビディアの場合は1:4の比率で分割される訳ですから、分割されるまでに今のうちに保有したいという需要が生まれるわけですね。
実際にエヌビディアのチャートを見てみましょう。
エヌビディアが株式分割を発表したのが5月21日なので、5月21日時点で約599ドルとなっています。
では現在の株価を見てみましょう。
7月15日現在で約758ドルとなっているので、26,7%は上昇している事がわかります。
株式分割後の株価は7月21日からとなっておりますので、まだもう少しありますが、分割発表後から上昇するのはほぼ間違いないでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
株式分割は投資家にとってはメリットの方が大きいですが、企業側にとっては投資家の信頼を損なわせてしまう可能性もありますので、いずれにしても株式分割されたらすぐ飛びつくよりも、その企業の背景を知る必要があると思います。
エヌビディアは世界的な半導体メーカーなので、半導体不足である今はかなり需要がある企業だと思います。
実際にラッセル1000銘柄にも組み込まれていますし、企業価値もかなり高いです。
ラッセル指数がわからない方は別記事でもご紹介してますのでよければご覧下さい。
(パランティアがラッセル1000に組み入れられたのでラッセル指数を解説)
エヌビディアはもうすぐ株式分割されますので、今後も動向を注視していきたいと思います。
以上見て頂きありがとうございました♪
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