ピーターティールの生い立ちがマンガよりマンガだったので詳しく解説

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先日ペイパル創業者であるピーター・ティールについて書きましたが、幼少からペ現在までの人生が、なかなかマンガのようだったので、その足跡を書いていきますね。

ピーター・ティールとは電子決済サービスのPaypalの創業者です。
PayPalはeBayに買収(のちに分離・独立)され、ピーター・ティールは莫大な富を得たのですが、そのお金で創業間もないFacebookやTeslaにも投資しており、投資家としても成功しております。

この記事でわかる事

・マンガよりマンガなピーター・ティールの生い立ち

・幼少時代に構築された、リバタリアン(自由至上主義)と競争や争いを好まない性格

・ペイパルマフィア達との出会い

ピーター・ティールのエピソード

先日の記事(→アメリカの影の大統領とまで言われた【ピーター・ティール】という投資家)でピーター・ティールという人物像についてはご紹介しましたが、幼少期どのように育ち、ペイパルを起ち上げるまでに至ったかのエピソードをご紹介致します。

幼少時代~

ピーター・ティールはリバタリアン(自由至上主義)で争いを好まない事でも有名です。
ビジネスとは、同業者は全てライバルといったように、他社に勝ってこそ成り立つといったように、優劣が少なからず生じてしまうのは仕方がないと思う方がほとんどだと思いますが、ピーター・ティールはそうではなく、ライバルでさえも仲間にしてしまうといったように、物事の決まり事や、ルールに縛られるのを嫌います。

それは、幼少期に転校が多かった際に、転校先の学校がルールに厳しく、少しのミスで先生から怒られる日々を経験をします。

決まり事に対して疑問をもった事から、規則や規律を毛嫌いするような性格になりました。

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たしかに世の中理由のない決まり事みたいな、誰も理由が説明できないような規則とかあったりしますよね。
自分もピーター・ティールと一緒で同様争いごとを好まず、ルールに縛られるのが好きではありません。ピーター・ティールと違う所は、私が凡人な所でしょうか笑

また、ピーター・ティールはわずか6歳でチェスを始め、13歳未満のアメリカ人チェス選手として、7位にランクインするほどの実力をつけました。

また、数学が得意だったティール氏は、カリフォルニアで1位を取る程成績優秀でした。

しかし、勉強とチェスの両立をこだわるあまり、「強迫観念」に襲われてしまいます。

当時の事をティール氏は、

競争で勝つことばかり考えているのはとても不健全であり、良い成績を取る代わりに多くの犠牲を払う事になった。

と、語っています。

高校時代~大学生活

また、高校時代も成績は超優秀で、出願した全ての大学から合格通知が届く異次元っぷり。

ただの大学ではありません。

出願した大学の中に、世界一のハーバード大学も含まれているのです。

しかし、競争や争いごとが嫌いなティール氏は、ハーバード大学には進学せず、家から近かったという理由(かどうかはわかりませんが)で、スタンフォード大学に進学する事になりました。

大学で、Linkedln 創業者であるリードホフマンと出会う事になるので、ある意味それが、ティール氏にとって人生の分岐点の1つになったと言えるでしょう。

大学卒業後~社会人生活

大学時代は哲学を専攻し、弁護士や法律家を目指しており、大学卒業後は、スタンフォード・ロー・スクールに進学し、のちに合衆国控訴裁判所の法務事務官になるも、1年でやめてしまいます。

その後も、1000万円でニューヨークの大手法律事務所からオファーが届き、勤務するもわずか7カ月で辞めてしまいます。

法律事務所を去ったあとは、欧州系投資銀行で通貨オプショントレーダーとして勤務。

こちらは他と比べると長続きしましたが、3年で退職となります。

理由は、お金持ち達の「不毛な争い」や「無駄なプライド」に嫌気が差したとの事なので、ここでも争い嫌いの性格が垣間見えます。

「ティール・キャピタル・マネジメント」を設立。

その後は友人や家族から資金提供を受けて、「ティール・キャピタル・マネジメント」を設立。

この会社は、ベンチャーキャピタル等で、投資をおこなう会社です。

しかし、友人の会社に投資するもあえなく失敗・・・

しかしこの失敗こそもティール氏にとっては転機となります。

投資した会社の友人から、「マックス・レヴチン」という男を紹介されます。

そう、この方こそが、Paypalの共同設立者となる方なのです。

インターネットビジネスで起業を考えていたティール氏は、電子決済機能に目をつけ、1998年にマッマックス・レヴチンルーク・ノセックの3人でPaypalの前身企業であるコンフィニティを設立しました。

ちなみにルーク・ノセックはPaypalから去ったあとは、ベンチャーキャピタル会社のFounders Fundを設立したのち、宇宙探査に焦点を当てた投資ファンドを起ち上げ、イーロン・マスク氏率いるSpace X社に最初に投資した機関投資家と言われております。

コンフィニティとは信頼を意味する「Confidence」と、無限大を意味する「infinity」を組み合わせた造語なのですが、1999年にブランド名を正式に変更し、ここでようやく「Paypal」となります。

Paypalに社名を変更してからは、たった数か月で、100万人以上のユーザーを突破するほど、急成長していったのです。

イーロン・マスク氏率いるX.comとの出会い

敵なしで独占状態だった Paypalでしたが、ここでライバル企業が現れます。

そうです。テスラでお馴染みのイーロン・マスク氏率いる「X.com」です。

X.comもPaypal同様電子決済サービスを行う会社でした。

X.comはPaypal のおこなったサービスを、ことごとくコピーしていった為、ここで電子決済市場の奪い合いが勃発しました。

電子決済市場の奪い合い戦争の結末は?

ここでもティール氏は、幼少から構築された「競争や争いを好まない」考え方から、なんとライバルであったX.comと手を組む事になりました。

ドラゴンボールで言うピッコロさんやベジータみたいな感じですね笑

しかし、敵だと怖い存在ですが、味方になればこれほど力強い方はどこにもいません。

X.comは銀行免許を持っていたので、Paypalにとって大きなメリットとなりました。

手を組む事によって社内分裂が発生!?

Paypal 社員の中には、X.com の吸収合併だと考える人も多かったようで、社内に亀裂が生まれました。

更に、見てわかるように、ティール氏とマスク氏はお互い強烈なカリスマ性を放っており、クセもクセで大クセな2人なので、意見が合わなかったのか、わずか2カ月でティール氏は会社を去ってしまいます。

ほんと悟空とベジータみたい笑

しかし!
マスク氏が、シドニーへ家族旅行に行っている間に、社内では「イーロンマスクの不信任案」が可決されるという大どんでん返し!

これにより、今度はマスク氏が追い出される事になり、ティール氏は再び戻ってくる事になったそうです。

さすがにこれはマスク氏も可哀そうと思っちゃいますね笑
しかし競争を好まないティールだからこそ、社員からも愛され、周りからも支持されたという事なのでしょう。

PaypalをeBayに売却し、天才起業家集団「Paypalマフィア」の確立

2002年になると、ティール氏は、イーコマースの大手企業「eBay」へ Paypal を15億ドルで売

わずか3年で15億ドルの企業価値がつくわけですからそのスピード感はすさまじいですよね。

また、Paypal に関わった創業メンバーが、シリコンバレーを拠点に、多くの有名企業を創業するようにり、人々は彼らをペイパルマフィアと呼ぶように。

ティール自身も、Paypalの売却益の55億円を元手に、様々なスタートアップ企業を起ち上げていきます。

まずは、2004年には、データ分析ソフトウェア企業の「パランティア」を設立。
ティール氏とマスク氏はトップのカリスマ性が強すぎて、一緒には上手く出来ませんでしたが、最近中国テスラのHPでパランティアの名前が出たりと実は仲が良い説出てます。

→中国テスラHP(現在はページが削除されています)

というかお互いの能力は評価しているからこれぐらいの距離感が丁度いいと言った感じでしょうか。

また、この時に外部投資家として初めて、Facebook へ50万ドルの投資を行っています。

他にも様々なベンチャーキャピタルを起ち上げており、投資家としても手腕を発揮する事になります。

トランプ元大統領の当時の政権移行のチームに加わることに

先日の記事にもご紹介しましたが、当時誰もがヒラリークリントンが女性初の大統領になると誰もが信じて疑わなかったような気がしますが、その圧勝ムードから見事逆転満塁ホームランで、トランプ氏を大統領にさせたのは、バックにティール氏がいたからだと言われております。

個人的な考えですが、ほんと政治経験のない人物が、世界一の国のトップになるのは、日本で言うマック赤阪氏が総理大臣になるようなものでしょうか。
言い過ぎかもしれませんが、それぐらいありえない出来事だったように思います。

今回のまとめ

自分でまとめてみてもマンガのような異次元の人物ですよね。
数々の成功をつかみ取ってますので、経済・政治に非常に影響力を持っています。

また、ピータ―・ティール氏は不老不死を本気で望んでおり、それに対する投資だったり様々な試みを行ってきており、絶対避けて通れない死ですら、この人ならやってくれるんじゃないかと、そう思わせざるをえない、そういう人物だと改めて再認識しました。

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