【90%成功する?】おそうじ本舗のフランチャイズを資料請求して解説する

ビジネス

どーもポンです。
何か新事業考えてくれとそんなざっくり言われても何から手をつけたらいいのかわからない状態で1人部署を立ち上げたのですが、

ポンさん
ポンさん

ゼロから何かを生み出すよりもノウハウを既に持っている所と協力してそこからまた自社との新たな創造を生み出していけばいいんじゃね?

っていうかなり安易かもしれないですけど、たどり着いたのがフランチャイズですよ。

フランチャイズは上が儲かる仕組みになってるとか、儲からないとか色々言われていますよね。
僕自身の考えですが、上が儲かる仕組みになってるのは当たり前だし、仕組みを作った側が一番儲かるべきだと思いますが、やる側もやはりちゃんと収益がたってこそやる意味があるのだと思うのですよ。

上だけが儲かっているのはダメという事ですね。

そこで色々フランチャイズの業種を探した中で、俳優の北村一輝さんがCMで出演しているハウスクリーニングのおそうじ本舗に目が留まり、実際に資料請求して、WEB面談もしてみました。

おそうじ本舗プロモーション動画【2021年5~6月 エアコンクリーニングキャンペーン編】

おそうじ本舗の運営元は?

フランチャイズ契約をするにあたって、まずどんな会社か調べておくのは大事ですよね。
潰れそうじゃない会社なら不安要素は取り除けますよね。

社名HITOWAライフパートナー株式会社
HITOWA Life Partner Co., Ltd.
所在地〒106-0032
東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー19F
設立2015年(平成27年)7月
資本金5,000万円
代表者代表取締役社長 見澤 直人
事業内容・「おそうじ本舗」フランチャイズチェーン事業
ハウスクリーニング、店舗・オフィス・空室クリーニング、物販・レンタルサービス
・「マイ暮らす」フランチャイズチェーン事業
おそうじからお片付けまで、さまざまな家事をお手伝いする暮らしのサポートサービス
・「マイスターコーティング」フランチャイズチェーン事業
住宅の床・水まわりなどのコーティングサービス、特殊技術によるリニューアル(再生)コーティングサービス
・「靴専科」フランチャイズチェーン事業
靴・バッグなどの皮革製品のリペア・クリーニング
・「お直し職人」洋服のお直し&リメイク事業
洋服のお直しとリメイクの専門店運営
・「KEiROW」フランチャイズチェーン事業
ご自宅や施設を訪問し、健康保険適用のリハビリマッサージを提供いたします
決算期9月
主要取引銀行みずほ銀行、りそな銀行
商標登録・おそうじ本舗:登録第4398196号、4695755号、4695756号
・靴専科:登録第4900767号、5062672号
グループ会社・HITOWAホールディングス株式会社
・HITOWAケアサービス株式会社
・HITOWAキッズライフ株式会社
・HITOWAナーシングパートナー株式会社
・HITOWAキャリアサポート株式会社
・HITOWAフードサービス株式会社
・HITOWAソーシャルワークス株式会社
おそうじ本舗カタログ掲載から抜粋

おそうじ本舗以外にも色んな事業を展開されてるんですね。
この会社自体は2015年と若いですが、おそうじ本舗のFCはすでに20年以上の実績があります。

上場はしていないみたいですが、これだけ運営母体がしっかりしていると、ほぼ上場に近い中小企業と言ったところでしょうか。
更にこれだけ毎年増収しているという事は、ハウスクリーニング市場自体もまだまだ伸びていっているという事ですし、基盤は申し分なさそうですね。

未経験でも出来るの?

参入するにあたって、いくら研修してくれるとは言っても、初めての事をやるのですから、不安はありますよね。
未経験者はなんと97%のようです。
結構驚異的な数字ですよね(笑)
運転免許を持っていてもペーパードライバーの方には移動は全て車なのでハードルは高いかもしれないですが、これだけ初心者の方が多ければ、研修しても独り立ちしていけそうですよね。

初期投資はいくら?

運営母体は安心できますが、では初期投資はいくら必要なのでしょうか。初期投資が大きければ、回収するまでに時間がかかったり、もしうまくいかなかった場合の損害も痛手になってきますよね。

初期費用(無店舗型の場合)
・加盟金       33万円
・保証金       22万円
・研修費     60万5千円
・器材費    181万5千円
・システム導入費 16万5千円
合計 313万5千円

その他(オプション)
・オープン販促費(チラシ6万枚) 19万8千円
・ホームページ作成費       49万5千円
・フリーダイヤル初期費用      3千3百円
・機材追加セット           22万円
・A4プリンタセット       9万3千5百円
合計 100万9千8百円

ロイヤリティ他
・ロイヤリティ  6万6千円
・広告分担金   2万2千円
・情報システム費 2万2千円
合計 11万円

車両費(車検・税金・メンテナンス・カッティングシート・JAF含む)
27,720~39,050円(月額)
※白の軽バンに限る

※全て10%の税込表示
2年間の契約で、途中解約は違約金(100万)が発生します。(契約1年以上で更新の半年前までに解約の旨を伝えれば違約金は発生しないとの事です。)

初期費用以外はオプションですが、営業は自分でしないといけないので、チラシの費用はかかってきます。ホームページは自分で作れるならいいですが、頼むとすればこれぐらいかかるという事です。

なので、開業費用は税込みで350~400万ぐらいあれば開業できるといった所でしょうか。

会社の新規事業始めるとしてなら安い方だと思うけど脱サラして個人で始める金額としてはなかなか人生かけて勝負しないと出しにくい金額ですね・・・
融資もありますが、マネーリテラシーの高い方ならわかると思いますが、金利がもったいないので出来るだけ融資は避けたい所です。(今より給料が格段と良くなるなら別ですが・・・)

収益モデルはどんな感じ?

初期投資にかける金額もわかったので、次は収益モデルを見てみましょう。あまり収益性がなければ、初期投資の回収に時間がかかりますし、ワーキングプア―みたいに仕事はあるけどあまり売上げがなくて給料も低いままで貧乏から脱却できない等のリスクがありますもんね。
逆に収益性があって初期投資の回収も早ければ、個人でやられる方も踏ん切りがつきやすくなります。

カタログでは約110万円が売上で原価やロイヤリティを引いて約68万円が営業利益として挙げられているのですが、基本こういうのは上位数%みたいな方だったりほぼ毎日働いてる方だったりすると思うので、少し下げた収益モデルを作成してみました。

収益モデル(1人の場合)
1日平均4万円の売り上げと仮定し、実働22日で計算

・売上                 88万円
・原価(洗剤など)            3万円
・交通費(ガソリン代、駐車場代含む)   3万円
・車両費(車のリース代、保険含む)    4万円
・通信費(携帯代、サーバー維持費等)   1万円
・ロイヤリティ等            10万円
・チラシ代                3万円

合計 64万円

こんな感じでしょうか。
個人の方であれば平均64万から税金等がひかれるので手取りで言うと50万ほどでしょうか。
日本の平均年収の中央値が30~40代でだいたい400~500万円みたいですから年収768万円は魅力ですよね。

また、ハウスクリーニング市場は繁忙期・閑散期があるみたいなので、個人の方は繁忙期にがっつり働いて、閑散期にがっつり休むといった事が出来るので今はコロナでなかなか出来ませんが、ゆくゆくは長期旅行なんて事も出来そうですよね。

会社の新規事業として開業する場合でも、無店舗で自宅から現場へ直行直帰してもらえばいいので1人専属で雇うなら年収500万円ぐらいまでが限界といった所でしょうか。
何人か雇えば経験年数に応じて年収も変わってくるのでその限りではありませんが・・・

また、手取り30万円から始めるとすると、給料をもらいながらでも2年ほどで初期投資が回収できるのでかなりいいのではないでしょうか。個人でやるならなおさら2年後は初期投資も回収できて一気に年収が上がる訳ですから若い人ほど初任給は低いので、お金借りてでもやった方がいいのかもしれません。

加盟店が増えてくると仕事がなくなるのでは?

いくらハウスクリーニングの需要が増えているからといって加盟店が増えてくるとライバルが増えるという事ですから、仕事の取り合いになりますよね。
結論から言いますと、

今のところは大丈夫

としか言いようがなかったです。(笑)
なぜその結論に至ったか2つありますので解説していきますね。

本部からの仕事が昨年38万件の依頼があり、27万件を受注した

まず、お伝えしておきますと、おそうじ本舗の仕事の受注の仕方は、3つあります。

  • 1つ目はおそうじ本舗本部からの仕事の依頼
    ※30%手数料取られるが顧客がリピーターの場合は2回目以降手数料不要
  • 2つ目は自分でHPをたてるので、そこからの仕事の依頼
  • 3つ目はチラシを配るので、そこからの仕事の依頼

この3パターンからの仕事があるのですが、おそうじ本舗本部からの仕事の依頼が38万件あり、27万件を受注したそうなのですが、ではなぜ残りの10万件はなぜ仕事を受注できなかったというと、
人手不足が主な要因だそうです。
他社のハウスクリーニングの費用を比べても、価格的には差はないですから、残りの10万件の顧客はよそのハウスクリーニングのお店に頼んだか、思ったより値段が高くてやめたかのどちらかになるかと思います。

なので、本部からの仕事でさえ10万件を捌き切れてないわけですから、まだまだ需要があるので今の所は大丈夫という事です。

開業エリアを本部が絞っている

2つめは開業したいエリアを本部が絞ってくれています。

まず、開業するときに当然自分の家、事務所の付近を開業エリアとして選定すると思うのですが、そこが既に一定の店舗数がいた場合は、そのエリアでは開業できないという事になります。

なのでその場合は少し離れた場所に開業する事になるので、開業を考えられている方にとっては、多店舗と干渉しないエリアに店舗を開業出来るのでいい事なのですが、希望に沿わない可能性もあるのでここは要注意となりますね。

契約から開業まではどれぐらい?

契約から開業までは約2カ月ほどで、
約1カ月の研修(技術研修と実務研修が2週間ずつ)とHPの作成や広告宣伝に1カ月といった所です。
脱サラして始める方も失業手当が終わるまでに収益発生しているのは大きいですよね。

廃業率はどのぐらい?

だいぶ好材料ばかりですが、更に不安って方は、廃業率も気になりますよね。

廃業率はだいたい1~2割の方が廃業されているようです。
主な理由としては、脱サラしている方が多いので、50歳前後ぐらいの方が多いみたいなので年齢的にも引退するといった方や、人と付き合っていく商売ですので、どうしても言葉使いだったり、丁寧さが欠けたりすると、クレームが多くなってくるので、人付き合いが苦手な方はあまりおすすめできないかもしれませんね。

裏を返せば8~9割の方は続けていってるわけですから、合格率90%超えって考えると名前書いたらほぼ合格するんちゃうん?レベルに高いですよね(笑)

結論

いかがだったでしょうか。
ハウスクリーニングとしてのブランドもありますし、コロナ禍で部屋を清潔に保ちたいという需要も後押ししてまだまだ頭打ちではなくかなり伸びしろがある市場だと思います。

また、既存事業があり、第2の柱を検討されてる会社にとっても初期投資が低いので以前ご紹介した

【低リスク】新事業を起ち上げ時の検証方法【MVPって知ってる?】

という内容にも新規事業の進め方にも合っているかと思います。

うちの会社は今の所、既存事業の空いてる時間を使って始めたいみたいなので、既存業務を放り出して研修に1カ月もかけれないといった理由で、今はやらないという結論に至りましたが、人と接する事が好きな方はかなり成功率も高そうですし、おすすめいたします。

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