指値?逆指値?成行?投資初心者にこそ絶対覚えておきたい売買の方法

投資
ポン
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今日は投資初心者の方が陥りやすい銘柄の売買について解説していきます。

みなさん株で資産運用している方は、積立てNISAやNISAから始まり、更に余力のある方は、高配当ETFや個別株の銘柄を購入して運用していると思うのですが、購入時はそこまで問題なく買えたと思います。

しかしいつかは売る時が来ると思うのですが、売り方を間違えると大失敗してしまうと思うので、詳しく解説していきます。

この記事でわかる事

・購入時の指値、成行、逆指値の考え方
・売却時の指値、成行、逆指値の考え方

購入時の指値、成行、逆指値の考え方

それでは、まず、購入時の指値注文とは何か説明していきますね。

購入時の指値注文とは

出典:bloomberg(SPYD)

購入時の指値注文は一番良く使う手法だと思うので、投資初心者の方でも理解している方が多いと思いますが、例えば上記画像はETFのSPYDの1カ月の株価の値動きを表しているのですが、現在の株価が、6月15日の42.13ドルだと仮定します。

自分もそうなのですが、株は出来るだけ安く買いたいですよね。
購入時の指値注文とは、「〇〇円以下で買う」といった、指定の価格以下で買いたい場合に使う手法の事を言い、上記画像の青丸の39.32ドルで指値で買い注文を事前に設定しておけば、後日実際に下がったので見事注文確定という結果になります。

購入する気持ちはあるけどもう少し値下がりしたら買いたい人にはもってこいの購入方法だと言えるので、自分は株を買い注文する時は今の所100%指値注文で購入しています。

指値注文のデメリットは、思惑と違い株価が上昇してしまえばいつまでたっても購入できなくなるので、絶対今この株が欲しい!という方には指値買いは向いていませんので注意が必要です。

また、指定の価格以下で買い注文をするので、下降トレンド時に購入してしまうと、約定価格よりも更に下降してしまう恐れがあるので、プラスに回復するまでに期間を要する場合もあるので注意が必要です。

購入時の成行注文とは

購入時の成行注文は、指値注文と同じぐらいよく使われる購入方法だと思います。
成行注文のメリットは、約定までの早さです。成行注文はほかの注文より優先され売買相手がいればすぐに取引が成立します。

なので、絶対この銘柄が欲しい!という方や、株価が上がり続けている銘柄は、安くなれば買うといった指値買いが出来にくいので、成行注文で買う事も1つの方法です。

成行注文のデメリットは、約定する株価がわかりにくいことです。
売り手が少ない場合は、直近の株価よりも高く取引される可能性があるという事です。
どういう事かと言うと、例えば、現在の株価が50ドルだったとしても、60ドルを提示する売り手が最安であれば、取引価格は60ドルとなってしまいます。

デメリットが思ったよりも高値で取引されてしまう為、自分ならたとえば現在が50ドルだとすると、上昇傾向であろうが下降傾向であろうが、株価は上昇下降していくので、50.1ドルや49.9ドルのような金額で注文入れたりします。

それで約定しなければ縁がなかったと思って諦めて別の購入機会を探すか、再チャレンジします。

購入時の逆指値注文とは

出典:bloomberg(SPYD)

購入時の指値注文とは、「〇〇円以下で買う」といった、指定の価格以下で買いたい場合に使う手法の事を言いましたが、購入時の逆指値注文とは、まさしくその逆で、「〇〇円以上で買う」といった、指定の価格以上で買いたい場合に使う手法の事を言います。

例えば上記画像で説明しますと、現在が6月18日で株価が39.32ドルだとします。
そこで、購入の設定を40.11ドルで逆指値注文した場合は、青丸のように数日後には40.11ドルに到達しておりますので、見事注文確定という結果になります。

高くなったら買うというあまり馴染みのない購入方法だと思いますが、どういう場合にメリットがあるかと言うと、上昇トレンド中の銘柄には良い購入方法だと言えると思います。

現在の株価より高く買ってしまう事にはなりますが、上昇トレンドの波に乗っているのでそのまま更に上昇していく可能性があるという事です。
株価上昇の勢いが増す銘柄を買う「順張り(トレンドフォロー)」という投資をする際に有効とされている手法の1つです。

指値で購入してしまうと、現在よりも安い値段で買う事が出来ますが、そのまま更に下降してしまえば一気に含み損が広がっていく可能性がありますもんね。

株は上昇下降を繰り返すので、現在の株価よりも少し高い設定で逆指値注文で購入してしまうと、高値掴みとなってしまう可能性があるので、設定する金額には注意が必要です。

過去につけた高値など節目の水準を上回ると、株価は更に上昇していくことがあるので、たとえば、「最高値の60ドルを上回り、62ドルになったら買い」といった設定で逆指値注文すると、その後の上昇による値上がり益を逃すリスクが減ります。

売却時の指値、成行、逆指値の考え方

購入時に関する、指値、成行、逆指値についてはご説明しましたが、売却時の指値、成行、逆指値についてもご説明します。インデックスファンドなど長期保有で資産運用を考えられている方は、なかなか売る機会は10年20年先みたいな形になるかと思うのですが、売り方にも注意しないと、せっかくの運用益が減る可能性だってありますので、売り方も凄く重要です。

自分は個別株も保有しているので先日売り注文をしてミスしたのでその例も併せてご紹介します。

売却時の指値注文とは

出典:bloomberg(TSLA)

購入時の指値注文とは、「〇〇円以下で買う」といった、指定の価格以下で買いたい場合に使う手法の事を言いましたが、売却時の指値注文とは、「〇〇円以上で売る」といった指定の価格以上で売りたい場合に使う手法の事を言います。

例えば上記の画像は直近1カ月のTSLAの値動きなのですが、6月25日が671.87ドルとなっているので、680ドルで指値売りの設定をしたとすれば、28日には688ドルを超えている為、見事売り確定となるわけです。

そこで自分は母の口座でやらかしてしまったのです。

母の資産の記事にも記載していますが、(6月の配当金が出揃ったので2021年6月分の母の資産結果を公開!)母の口座はテスラ(TSLA)を保有しております。

テスラは結構含み益が出てはいたのですが、まだ伸びるんじゃないかと思いそこまで売るつもりはなかったんですよね。
しかし、少し下がれば一旦利確しようと思い、7月2日に保険として670ドルになれば売って、また下がれば購入しようと考えて売り注文しました。

しかし、結果は670ドルには到達していないのに、なぜか約定完了のメッセージが・・・

670ドルで指値売り設定してしまったーー!!

という事で結果は679.93ドルで売っちゃう結果になりました(笑)

5月に598ドルで43株購入していたので、約41万円の利益にはなったのですが、下がれば売ろうかぐらいに思ってたので完全にやらかしてしまいました(笑)

保険の為に、ある程度下がれば売りたいという場合は逆指値で売り注文をしなければならなかったわけです。

指値売り注文のデメリットは、自分の思惑と違い株価が下落してしまえばいつまでたっても売る事ができなくなるので、すぐに損切したい方やは指値売りには向いていませんので注意が必要です。

売却時の成行注文とは

売却時の成行注文のメリットは、購入時と同じく約定までの早さです。成行注文はほかの注文より優先され売買相手がいればすぐに取引が成立します。

なので、一刻も早くこの銘柄を売りたい!という方には成行注文は有効な手法の1つになります。

成行注文のデメリットは、購入時と同じく、約定する株価がわかりにくいことです。
現在の株価が50ドルだったとしても、40ドルを提示する買い手が最高であれば、取引価格は40ドルとなってしまいます。

デメリットが思ったよりも安値で取引されてしまう為、自分ならたとえば現在が50ドルだとすると、上昇傾向であろうが下降傾向であろうが、株価は上昇下降していくので、50.1ドルや49.9ドルのような金額で注文入れたりします。

基本中長期で取引している自分にとっては、長い目で売るかどうかの判断をするので成行注文は今のところほぼ100%するつもりはありません。

売却時の逆指値注文とは

出典:bloomberg(SPYD)

売却時の指値注文とは、「〇〇円以上で売る」といった指定の価格以上で売りたい場合に使う手法の事を言いましたが、売却時の逆指値注文とは、「〇〇円以下で売る」といった、指定の価格以下で売りたい場合に使う手法を言います。

上記のSPYDの図でご説明しますと、現在が6月15日で42.13ドルなので、青丸の40.91ドル以下になれば売るという保険で売り注文します。

すると、数日後には40ドルを割ってしまったので、そうなる前に40.91ドルで売る事が出来たので損失を最小限に抑える事が出来たわけです。

テスラはこの逆指値で注文したかったわけですよ・・・

現状まだ670ドルは割ってないのでもしかしたら暴落するかもしれないから売って良かったってなるかもしれないし、まだ上昇して後悔するかもしれないけど、いい経験になったと思って、利確分は別の銘柄に投資して、テスラはまた640ドルで同じ43株分注文入れたので今は切実に下がって欲しい所です(笑)

購入時の考え方と同じく、株は上昇下降を繰り返すので、現在の株価よりも少し低い設定で逆指値で売り注文してしまうと、上昇トレンドで逆指値売りしてしまうとせっかくの利益の機会損失に繋がる可能性があるので、設定する金額には注意が必要です。

今回のまとめ

いかがでしたでしょうか。

整理すると以下になります。

まとめ

購入時

指値注文は「〇〇円以下で買う」といった、指定の価格以下で買いたい場合に有効
成行注文は絶対この銘柄が欲しい!という場合に有効
逆指値注文は「〇〇円以上で買う」といった、指定の価格以上で買いたい場合に有効(上昇トレンド)

売却時

指値注文は「〇〇円以上で売る」といった、指定の価格以上で売りたい場合に有効
成行注文は絶対この銘柄を売りたい!という場合に有効(早く損切りしたい)
逆指値注文は「〇〇円以下で売る」といった、指定の価格以下で売りたい場合に有効

中長期で保有したインデックス投資で資産運用している方も、いつかは必ず売る時が来ます。

なので、自分みたいに思いもよらない事で売るハメにならないように、売却時は指値・成行・逆指値を理解した上で注文するようにしましょうね。

投資をこれから始める方も購入や売却の仕方は必須なので是非参考にして頂ければ嬉しいです!

自分はSBI証券をメイン口座にしてますので、未開設の方はリンク先を貼っておきますので参考にしてくださいね。

口座開設の細かな方法はお金の大学でも有名な両学長のブログに詳しく解説されてありますので、そちらをご確認下さい。

【簡単】SBI証券の口座開設手順を解説してみた(初心者向け)

それでは今回も読んで下さりありがとうございました!

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