今回は元Googleエンタープライズの社長が企業したUpstartをご紹介します。
先日の記事(指値?逆指値?成行?投資初心者にこそ絶対覚えておきたい売買の方法)で、テスラ(TSLA)を間違えて売ってしまった(結果的に結構値下がりしたので結果オーライ)のですが、その利益分でアメリカのUpstart(UPST)を注文して約定できたので、Upstartとはどういう企業なのかご紹介していきますね。
では早速見ていきましょう♪
Upstart Holdings Inc./アップスタート・インク(UPST)とは?
Upstartは、2012年4月に設立されたのですが、学生などが受講料の支払いが発生せず、卒業後に一定期間、給与からあらかじめ定めた割合で支払うISAと呼ばれる『所得分配契約』が最初に提供が開始されました。
これにより、個人は将来の収入の一部を共有する契約を結ぶことで資金を調達できました。
2014年5月には、個人ローン市場に向けて3年ローンの提供を開始し、その後は5年ローンの商品の提供を開始していく事で事業の拡大をさせていきました。
Upsartの創業メンバー達は?
創業者がまた凄いんです!
創業者はGoogleで製品管理担当副社長兼GmailやGoogle Appsを担当するGoogleエンタープライズの前社長でもあるデイブ・ジルアード(Dave Girouard)がアップスタートのCEOを務め、同じく元マネージャーでもあったアンナ・カウンセルマン(AnnaCounselman)、またペイパルマフィアのドンと呼ばれたピーター・ティール氏が創設した若手起業家育成プログラムのティールフェローシップにも選ばれたポール・グウ(PaulGu)が創業メンバーとなります。
またジルアードの経歴をもう少し詳しくお話しますね。
GAFAMの5分の2に努めててそのうちのGoogleは部門の社長を務めてるわけですからこの方も只者ではないですね。
このUpstartは様々な大企業も出資しております。
めちゃくちゃ頼りになる企業がバックについている事がわかります。
この並びだと楽天が凄い小物感に見えてしまいますね。(楽天様ごめんなさい)
それにしてもまた出てきましたよピーター・ティール(笑)
ほんとどこにでも出てきますねこのお方は(笑)
もうこの方が出資してるとなると安心感がハンパない(笑)
ピーター・ティールをご存じない方は記事にしてますのでよければ、ご参照ください。
(アメリカの影の大統領とまで言われた【ピーター・ティール】という投資家)
(ピーターティールの生い立ちがマンガよりマンガだったので詳しく解説)
Upsartの特徴や強みは?
Upstartの特徴はなんと言っても貸し出しリスクの査定にAI(人工知能)を用いて融資をする事です。
従来の融資の基準は「FICO Score(フィコスコア)」と呼ばれるデータ分析や信用報告書、収入やクレジットカードの利用履歴などにより、融資をどれぐらい受けれるか判断されていました。
Upstartは上記に加えて教育変数(出席した大学、研究分野、GPA、標準化されたテストスコア)、および作業履歴を考慮して、借り手の返済能力をAIで測るという事ですから、銀行および融資提供者のリスクとコストを削減しながら、消費者により高い承認率、より低い金利を提供する事が出来るので今後かなり伸びていく事業だと思います。
IPO上場はいつ?
2020年12月16日(水)にアメリカ・ナスダック市場に上場しました。
1,202万株を1株あたり20ドルの新規株式公開(IPO)価格としていましたが、上場後の初値は26ドルと30%ほど上昇し、時価総額は18億8000万ドル(約2,000億円)、調達金額は2億4,040万ドル(約250億円)になるなど、IPOを成功させました。
また、3月18日の市場で急上昇し、共同創業者でCEOのデイブ・ジルアードは、ビリオネアの仲間入りを果たしました。
IPOから約半年経ちましたが、現在は118ドル付近を推移しております。
IPO上場のお祭りで乱降下はありますが、順調に株価が上昇していっておりますね。
自分はテスラで売却した利益分をUPSTに回しまして、118ドルで30株約定出来ました。
ラッセル1000の構成銘柄に含まれる
以前Parlantir(PLTR)がラッセル1000の構成銘柄に組み込まれた記事を書きましたが(パランティアがラッセル1000に組み入れられたのでラッセル指数を解説)、こちらのUpstartもラッセル1000に組み込まれております。
ラッセル1000はアメリカの時価総額上位1000位という事ですから、期待されている企業や大企業がこのラッセル1000に入るわけですから、今後も成長が期待される事が予想されます。
今回のまとめ
いいかがでしたでしょうか。
UpstartはIPO直後に、「自動車ローンには多くの非効率性があると考えている。人々は自動車ローンにあまりにも多くの費用を費やしている」とジルアードは述べており、3月に自動車のオンライン販売プラットフォームのProdigy Softwareを買収し、自動車ローン市場に参入すると発表しました。
AmazonやShopifyがオンラインショッピングを近代化する一方で、自動車業界は取り残されているので、Prodigyと協力を得て、今後も事業の拡大が予想されます。
また、コロナで経済情勢は海外ではようやく日常を取り戻しつつありますが、今後も消費者金融サービスの利用が増えることが予想されるので、成長が期待できそうです。
以上参考にして頂ければ嬉しいです。
今後もUPSTの動向に目が離せませんね。
今日も見て頂きありがとうございました♪
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