接種率2位のシンガポールでコロナ感染者の75%がワクチンを接種していた

コロナ

今回は久しぶりのコロナに関する記事です。

映画、投資の記事をメインに投稿していますが、実は一番閲覧数が高い記事がコロナ関連の記事なんですよね・・・

閲覧して頂けるのは嬉しい事なのですが、喜んでいいのか悪いのかわかりません。

まあそれだけコロナに関する不安だったり情報を少しでも収集したいという需要があるという事でしょう。

ちなみに一番閲覧数が多い記事は(mRNAワクチン技術の発明者までもが『このワクチンは危険すぎる』と提言)なのですが、詳しい内容は記事を見て頂ければわかると思いますが、反ワクチン派ではなく、ワクチン推進派の研究者達が警鐘を鳴らしているという所がポイントとなる記事です。

それでもワクチン接種の動きは止まる事はなく、投稿から1カ月半程経過しましたが、シンガポールで少し興味深い情報が入ってきました。

ワクチン接種率第2位のシンガポールのコロナ感染者の75%がワクチン接種者だった

接種回数で言えば圧倒的中国なのですが、100人あたりの接種人数で言えば、シンガポールが世界第2位で、全国民の65%を超える人数が、少なくとも1回目の接種を完了しております。

ちなみにシンガポールのワクチンは日本と同じファイザーがメインで、他に米国のモデルナと中国のシノバックが段階的に到着し、接種が進んでいます。

シンガポールの人口がおよそ570万人ですから、約370万人の方が少なくとも1回以上の接種を完了したという事です。

では、タイトルにもありましたコロナ感染者の75%(4分の3)にも及ぶ人達がワクチン接種を完了した人達だったというのはどういう事かと言いますと、シンガポール政府のデータから示されています。

ロイターがまとめた記事では、7月22日のデータによると過去28日間にシンガポールで発生した1,096件の感染者のうち、484件(約44%)が2回ワクチンを接種完了した人で、30%が1回目のワクチン接種を終えた人で、25%強がワクチンを受けていませんでした。

上記の事から約370万人の75%という事ではなく、4週間のデータの中ではワクチン接種した75%(4分の3)もの人達の方が感染していたという事です。

ワクチン接種だけでは感染を止めるのに十分ではないが、重症化する人はほとんどいない

せっかく世界で初めてのmRNAワクチンを接種してもワクチン打った人の方が感染しやすかったら意味ないのでは?と思われるかもしれませんが、シンガポール政府は、75%もの感染者は、いずれも重症化にはいたらなかったそうなので、重症例の予防に非常に効果的であることを示していると、シンガポール政府のデータでは示されています。

実際データに示す8件が重症化になったようですが、7件が酸素呼吸器を必要とし、1件が集中治療室で重篤な状態にあったそうですが、いずれもワクチン未接種の方のようです。

ただし、接種された方でさえ伝染する可能性があるため、接種だけでは感染を止めるのに十分ではない可能性があることも強調されています。

シンガポール政府は、重症化を予防させるのに効果的という判断をした為、ワクチン接種率を「 100%近く」にまで上げたいと述べていましたので、今後も軽症の感染者数は逆に増えていくかもしれません。

ワクチンが感染を拡大させるかもしれない要因

シンガポールの例を見てみると、軽症又は無症状の感染者が増えましたが、ワクチン接種した事により感染を拡大させてしまうかもしれない要因が、日本の国立感染症研究所のレポートの中でも理由の1つとしてあるのかもしれません。

新型コロナワクチン接種後に新型コロナウイルス感染症と診断された症例に関する積極的疫学調査(第一報)(速報掲載日 2021/7/21)

以下感染拡大の要因となりうる部分を抜粋すると、

新型コロナワクチン接種後に新型コロナウイルス感染症と診断された症例に関する積極的疫学調査(第一報)より

ワクチン1回目接種後のみならず2回目接種後14日以降においても、一部の症例では感染性のあるウイルスが気道検体中に検出されたことから、二次感染リスクも否定できないことがわかった。

また、ワクチン接種後感染者から検出されるウイルスは、ワクチン接種により付与された免疫を回避できる新規の変異を有するウイルスではなく、同時期に国内各地域で流行しているウイルスであった。

これらの結果より、ワクチン接種後であっても、その時点で流行しているウイルスが感染することがあること、および、ワクチン接種後感染例の一部では二次感染しうることが示唆され、ワクチン接種者における感染防止対策の継続は重要と考えられた。

NIID 国立感染症研究所

あくまで暫定的なまとめという事と、今後もワクチンの効果に関するエビデンスを蓄積することが重要と述べられているので、確証ではありませんが、現段階では二次感染のリスクがある事から、ワクチンを打ったから大丈夫ではなく、感染を拡げてしまう可能性がある為、接種以降も感染対策を徹底していかなければならないとの事なのかもしれません。

一時はアメリカも、ワクチン接種した方はマスクを外してもいいという方針でしたが、デルタ株が急速に増えてきた事から、ワクチン接種後もマスクの着用を推奨するという方針に変わりましたから、コロナが収束に向かっていったとしても、マスクはもう今後も外せそうになさそうです。

となるとマスク着用についての論文(【長期のマスク着用は新型コロナよりはるかに有害】という論文が発表される)が気になる所です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

日本ではなく、シンガポールを例にしましたが、ワクチン接種が少し進んできた日本でも感染者数が歴代更新されていますが、もしかすると、ワクチン接種した事による軽症の感染者が増えたのも要因の1つなのかもしれません。

どちらにせよ長期の副作用はこれからといった所で、感染自体も拡げてしまう可能性はありますが、重症化を防ぐといった意味では今のところmRNAワクチンは有効かもしれません。

その反面、日本でもワクチン接種後の因果関係が不明の死亡例も出ていますので、あくまで自己責任でワクチン接種の判断をしましょう。

以上最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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