どーもポンです。
最近ヤフーニュースで英国諜報機関いわゆるMI6が新型コロナの起源について武漢研究所から漏洩した可能性はあり得るという記事を発見したので本記事内容の前にご紹介↓
英国情報機関がコロナ「起源」追求! 武漢研究所“漏洩”「あり得る」と英紙報道、識者「G7最大のテーマになる」
(リンク先は現在削除されているので外部リンクは外しました)
皆さんはまぁそやろなとか、
え、今更?
とか、そんな事よりMI6カッコイイ
みたいな方もいるかもしれません。
たしかに私自身も何の根拠もないですがそらそうやろとしか思っていませんでした。
そこで今回のタイトルの記事の内容です。
世界でもトップクラスにランキングされる米医学博士が193ページにのぼる論文で、「新型コロナウイルスが実験室由来である可能性は99.8%」と発表
この論文を発表したのは、スティーブン・キー博士、医学博士 (Steven Quay, MD, PhD)という方で、このキー博士とは、以下のような人物のようです。
スティーブン・キー(MD, PhD)
スティーブン・キー博士は、 360以上の医学研究を公開し、これまでに 10,000回以上引用されており、世界の科学者の上位 1%にランクインしている。
彼は 87個のアメリカの特許を保有しており、8000万人以上を救ってきた 7つの FDA 承認医薬品を開発した。また、博士は、乳がんと COVID-19 を治療するための新しい治療法を開発しているナスダック上場のバイオ医薬品企業アトッサ・セラペウティクス社(Atossa Therapeutics Inc.)の CEO でもある。
世界の科学者の上位1%にランクインしてるぐらいなんかよくわからんけどめっちゃ凄い人やっていう事はわかった(笑)
しかもこの方アメリカでは医学博士の中でも、MD (メディカル・ドクター)の後に PhD (ドクター・オブ・フィロソフィー)という称号がついてる方みたいです。
アメリカの医者の中でもごくわずかしか取得していないそれこそ学者の中の学者という位置づけらしいので、それこそ知ってる人が見れば畏敬の目で見られるぐらい凄い称号だそうです。
そのとてつもなく凄い人がこれまで出た中でも最も詳細で193ページにもなる論文に新型コロナウイルスの自然起源の発生は「ほぼない」ことを突き止めた事を記し、
「研究室由来の可能性は 99.8%」
と結論付けた論文を発表しました。
なんかいかにもって感じの表紙ですね。
この論文での検証方法はベイズ分析という分析方法をもとに検証したそうです。
ベイズ分析とは
18世紀のイギリスの数学者、トーマス・ベイズが考案した「ベイズの定理」をもとに、統計学を応用した分析手法をいう。
一般的な統計学は、集めたデータそのものを分析するが、ベイズ統計学は集めたデータに物事が起こる確率とデータ同士の関連性を加味して分析する。
そのため、データが不十分でも、「ある事態が発生する確率」を最初に主観で設定し(事前確率)、その後、実際の観測データで補正していく。この結果を「事後確率」という。これによって、本来起こるであろう事象の確率(主観確率)を導き出すことができる。
ベイズ定理を応用するには、高度な積分計算が必要になるため、コンピューターの処理能力が低い時代にはあまり現実的とはいえず実用に至らなかったが、IT技術が飛躍的に進化した現代では、ベイズ定理を応用できる環境がようやく整ってきたといえる。
現在、ベイズ統計が応用されているサービスには、検索エンジンや、ネットショッピングやクレーム処理、AI(人工知能)における機械学習、迷惑メール判別、アプリケーション開発、自動運転、スマートフォンの音声解析などが挙げられる。(IT用語辞典)
今では Google 検索とかAI の機械学習とかにも応用されているそうでいよいよ信憑性が増しそうですね。
この分析の面白い所は「ある事態が発生する確率」を最初に主観で設定していき、その後実際の観測データで補正していくのでこの論文ではページが進むにつれて、どんどん確立が変化していくんですよね。
ここで記載する「ある事態」とは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のパンデミックが、
・人獣共通感染症としての自然での事象
とする確率と、
・実験室由来での事象
という確率を最初に設定してから始めているのですが、その「開始確率」とは、
・人獣共通感染症としての自然での事象 98.8%
・実験室由来での事象 1.2%
と設定されているんですよね。
つまり、初期設定を実験室由来はほぼないと設定したにも関わらず、その後の実際の観測データで補正されていく事によって、論文の93ページ目にして早くも「自然由来の可能性は 0.2%」と、自然発生の可能性がほぼ否定される数値となります。
最初は「自然発生の可能性」が高い数値となってたのですが、その後もさまざまな観測や解析のデータを重ねるごとに数字の割合は変化していくのですが、面白い事にどんなデータを積み重ねても、実験室由来の数値が大きくなっていくんですよね。
93ページ目の時点で既に実験室由来の可能性は99.8%となっているのですが、その後100ページずっと数値は動きません(笑)
論文の半分の時点でその結果になっているのに更に確実なものとする為に100ページもの検証をするキー博士の執念が凄い(笑)
分析の性質上、どこまで行っても、100%だとか 0%などの完全な数値が出ることはないのですが、それだけに、99.8%という数値は「実質的に確定」だと言えるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
自然由来にしろ実験室由来にしろ早く収束に向かっていって欲しいですが、これで戦争の火種にならないよう平和的な解決に進むといいですね。
全編英語ですが193ページの論文を全て読む事ができますので、リンクを貼っておきますので興味のある方は是非。
A Bayesian analysis concludes beyond a reasonable doubt that SARS-CoV-2 is not a natural zoonosis but instead is laboratory derived
ほかにもコロナに関する記事をいくつか書いてますので、よければのぞいてみてください。
以上ありがとうございました!
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